HOME
中国ラバーについて
紅双喜
フレンドシップ
GLOBE
PALIO
海夫
銀河
SWORD
巨竜
TUTTLE
BOMB
LKT/KTL
三維
REACTOR
CTT
AIR
61SECOND
STARWOOD
三剣
その他
ラケット
中国粒高他
雑感
卓球中国ラバー専門店MASAKI
 
卓球 中国ラバーちょっとした解説

■中国ラバーについて■2012年9月9日
中国ラバーとは まず、一般的には中国ラバー=粘着ラバーとの認識なはずです。
大体のところ正解です。
回転面では非常に強力で、その反面、弾みに問題を抱えていました。
ですが、近年、粘着のテンションラバーをはじめ、已打底の登場、
非粘着のテンションラバーでもある一定の性能を持つに至り
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。
ただ、中国の急激な成長と同じく、どうしても避けがたい問題も
同時に発生しております。
品質問題です。
以下、そんな、中国ラバーを簡単に説明させていただきます。

已打底・未打底 已打底(きだてい)(いだでぃ)(ファクトリ−チュンド) 
とは、補助剤を工場にて塗った状態のラバー。

後加工禁止のルールによって出てきた、
ラバーのスタイル。
かなりグレーですけど、後加工じゃないので行為自体はセーフ。

未打底(みだてい)(うぇいだでぃ)
とは、已打底に対しての、補助剤を塗っていないラバー。
なので、已打底がある場合に、ようやく使われる用語。
単独で使うことはまずない。

品質問題 性能と品質はイコールではありません。
面白いラバーもたくさんあるのですが、ほとんどの中国メーカーに付きまとうのが
この 品質問題 です。
と、品質が悪いという例でも挙げてみましょうか。

剥がれが起きる、もしくはもとからきっちりシートとスポンジがついていない。
根本的に脆い。(特にスポンジ)
粘着ムラ。
異物混入。(黒だと分かりにくいが、赤だと黒い点が入っていたり)
スポンジ面に接着剤が中途半端に塗られている。
スポンジの厚みが均一でない。
真空パックが真空パックでない等等。

どれも大なり小なりで、大に当たっちゃったとき困るという話ですね。
ただ、それらが起こりうるということは理解して使わないと、
腹が立つばかりです。
ハードルを下げた時、どの程度から使えるかということを、
自身できっちり見極めておかなければ、なかなかに厳しいかと思います。
剥離は厳しいですけども、それ以外の項目であれば、
この程度なら大丈夫じゃねーのという幅は案外広いはず。

そういう許しの精神を持ち合わせられそうもないなら避けた方が賢明でしょう。

赤と黒 よく言われます。
赤と黒が違う。
事実違います。
赤が硬く、黒が軟らかい。これは間違いないでしょう。
また、しばらくはどうこうなるものでもないと思われます。
ですので、食い込みよく回転のかけやすい黒を使われる方が多いです。
まあ、そのあたりは軟らかいことの利点、硬いことの利点を考えて
ご自分で使い分けてください。
付け加えるなら、裏ソフトだけの話じゃないよ、と。
表だって、粒高だって例外ではないです。

重量差 上記の赤黒もそうなんですが、結局のところ品質問題みたいなもんです。
同じラバーで重量差が案外あったりします。
これは、ラバーにもよりますが、メーカーによるところも大きいでしょう。
経験上、一番軽いものと一番重い物で20g以上の違いがあったことがありました。
さすがにあれはもう別物ラバーでした。
これは珍しい特別な例としてもほどほどには違いのあるものです。
大体が重いものは硬く、軽いものは軟らかい。
ポジティブに考えれば、選択の幅が多いとも考えられますけど。
パッケージの重量は誤差は少ないので使われているラバーのパッケージ重量を
計っておくのも悪くないかもしれません。当然ラバーもですけど。
困ったところは、パッケージの仕様変更も案外あったりするってとこですが。

重量について ラバー説明に書いてある重量の表記について。
一応、項目を作ったものの曖昧で終わらせてしまっている重量。
大体のところで、
軽い カット前55g前後
軽め カット前60以下
標準 カット前60〜65gほど
重め カット前70g前後
重い カット前ほぼ確実に70g以上
といった内訳になっています。
ただ、これはラバーカットの大きさ、ラバーの面積を考慮には入れていないので
誤差は出てきます。
一辺165mm〜168mmほどのことが多く、
フレンドシップ系ですと162mm〜ということもありえます。
まあ、ついでに言ってしまうと、メーカーによっての、ラバーの厚みの正確さ、
カットの仕方、そもそもの均一性など、と、曖昧な部分がかなり出てきますので、
逆に正確で明確な数字を出すのが難しい・・・いや、出したくねーよ、が本音ですが。
とはいえ、常識の範囲から大きく逸脱した大きさで出してくることもないので
参考程度にはなるでしょう。

テンション テンション とは?
テンションと言っても、何とかテンションとか、
テンションなのかよくわからない技術だとかがてんこ盛り。
なので、弾ませる技術を用いて作られたラバーなりスポンジなりを、
使っている場合に テンション という表記にしております。

まあ、弾む場合は弾むって書きますし。

粘着 基本的に粘着に対するルールがありません。
なので、どこからが粘着なのか?という所も実に曖昧。
ですので、メーカーがどう言っているか次第なわけです。
ラバー解説には、実際の体感と合わせて、総合的に書いております。

中国について まず、中国はラバーに限らず外には良いもの内には悪いものといった
大きな流れがあります。
悪い悪いと言われても、外向きには良いもの出してはいるんです。(のはず)
でも、まあ言わずもがなのこの有様というのは、
少しでも生産国を注意して生きている方にはわかるはず。
注意していないなら、さすがにこの話が分かる程度にには注意した方が良いと
思います。早死にするぜ。

では、内向き、国内向けというのはどんだけほど悪いんだ!
という話ですけど、前提、事実として一応、向こう側でも、
普通に人が暮らしているという点を忘れないよう見るべきかと思います。

良い悪いの二択に分ければ、悪いになってしまいますが、
世の中そこまで単純じゃないですからね。
悪いという言葉の響きほどは悪くはない、とするべきかと。
一応の使えるレベルには達してはいるんです。

まあ、時々とんでもないものが混ざりこんではいますが。
幸い、あれだけのものを爆発させる中国も、
卓球ラバーを爆発させたという報告はありません。
また、やたら毒を入れたがる中国が、
卓球ラバーに毒を塗って人が死んだという報告も聞いたことがありません。
でも、舐めたり咀嚼したら危なそうだからダメですよ。

中国メーカー 次はメーカーのランクという考え方で見てみましょうか。

皆さんご存知の 紅双喜 ここが間違いなく一番。
更に、一般向け色が強いが フレンドシップ ここが二番。

で、ここくらいまで、品質が良いとは言わないですが、
随分まし。
おかしなことが起こるときは起こるけども、頭一つ二つ抜けています。
中国ラバーに手を出して尚且つ、比較的安全に行きたいならこの二社くらいで
とめておくべきです。

それ以外は、順位をつける必要がないと思います。
それ以外全部三流以下とお考えいただいて良いでしょう。
また、そんな価格のこともほとんどですから。

と、そんなですから、上位二社以外はゴミと見るか、
人知れずお宝が眠っていると見るかは、個々人での判断でとなりますね。

言葉の意味の変動等 2018年10月
そのラバー大体の使用年代は記載しております。
それ基準で見ていただければありがたいです。

なので、例えば、
2010年(あるか不明)のぼちぼち弾むと、
2018年のぼちぼち弾むであれば、
大概の場合、2018年の方が弾みます。
弾みの頭打ちが来るまではそうなるはず。
もうそろそろ怪しそうだけど。

回転面でも同じことですから・・・
と、言いたいところですけど、
大きくは変わってない印象。
非粘着に限ればそうではないという所でしょうか。
非粘着は飛躍的に進歩してます。
まあ、これももうそろそろか?という気が・・・

と、ちょこちょこ普通という言葉も使っているかと
思われます。
もうこの普通なんかその場その場で程度が揺れ動くから
使うな!!!!(笑)
後で気付くのよ・・・。
直さないけど!
揺らぎを見極めてください。
きっとそれがあなたを新たなステージへ
導いてくれるはずです。
知らんけど。

中国との文化的な違いについて 2019年12月
中国の性格、文化的な側面の一端として
という話です。
例えば、安いラバーだとかですと
同一商品でスポンジ色が違うといったことが
あったりします。

もちろん、同じ商品です。
向こうが気にしない以上どうしようもないので
まあまあまあ、気にしないというのが最良かと思います。
※スポンジの質、性能的にはほぼほぼ同等品なので
 大きな違いはない。

安いラバーからどうやったら儲けを出せるのか?
というところでしょうから認めないと
おそらくは価格が上がるばかりってことになっちゃうでしょう。
嫌なら高いラバーを買うしかないって話ですね。

で、そこからですが、
中国だからといった言葉を使うことがあります。
要するにこういうことが平気である状態である
ということを指しています。
もちろん、これだけじゃないですけど
書いていたらきりがないので。
多分、想像できる妙なことはほとんど起こりえますよ。

先に書いた品質問題と相当かぶりますが
向こうはそれで良しとする世界なんですよ。
世界を個人で叩き潰すとか塗り替えるとか
まず無理っすわね。

なんと言ったらいいのか
まずやらないといけないことは
それの良し悪しではなく、それが存在するということを認める。
というところからでしょうかね。
日本側からでも中国側からでもこれがないと始まらない、かな。